小国会あさひ美容外科しわ取り整形「フィラー」訴訟裁判がどうなるか予想

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報道内容まとめ

【いつ】9月3日

【だれが】原告女性が

【だれに】小国会あさひ美容外科

【なにを】9000万円の損害賠償を求めて、大阪地裁に提訴した

【なぜ】しわ取り整形「フィラー」術後、痛みや口が開きにくいという合併症が発生し、マスクが手放せなくなった。「合併症などの危険性」の説明がなかったと主張している。

【経緯】平成24年~平成27年の6回、院長の勧めで、非吸収性で効果の持続が長いアルカミドを注入。後日、原告はアルカミドが国内未承認で合併症の危険があることを知った。

【主張】大きな病院で広告もよく目にしていたので信頼していた

〇この件をもっと簡単に言うと
「説明なしにリスクのある施術をされて、合併症が残ったので訴える」、というものだ。損害賠償は9000万円となっているが、この事件がどうなっていくのかを予想する

〇大前提:整形は自己判断だが病院に説明義務がある
過去の判例から見ても、整形手術の前提は「整形は依頼者の判断に全面的にゆだねられるべきなので、ありとあらゆるリスクに対して完全に理解する形で説明する義務がある」となっている。
もっとシンプルに言うと、「病院は、専門的な知識もかみ砕いてすべて理解できるように、話さないといけないよ。もちろん合併症もね」ということである。病院が説明義務違反をしているなら当然、病院側が責任を負う必要がある。

〇過失相殺点:書面にサインしているはず
ただ一方的に病院が悪いかというとそういう簡単な話ではない。すなわち過失相殺。過失相殺とは、病院の過失10に対して、どれだけ依頼者の過失が存在するかというものだ。例えば、殴り合いのけんかをしていたら、傷害で損害賠償請求はできるが、過失相殺されて、プラスマイナスゼロになる。
今回の場合は、依頼者の女性の過失は「書面にサインしているはず」ということだ。よく読んでサインしてくださいねとも言われているだろう。そしてその契約書には、合併症のことも書いてあるだろうということだ。

〇仮に合併症のリスクが書いてあったとしたらどうなるか
答えは「仮に書いてあったとしても、専門的な知識にまつわるような小難しい話は、分かるように説明するべき」「ただし医者の説明に安心して、大して誓約書を読まずサインするのは大きな過失」という解釈になる。つまり病院の過失10がすべて消えることは無いが、それなりに消える。

〇じゃあどれぐらいの損害賠償が認められるか
過去の判例では、「施術決定の誤り」「術式選択の誤り」「施術の失敗」「説明義務違反」そして「過失相殺(契約書には確かに書いてあった)」を鑑みて、1400万円の請求のうち140万円が認められている。そう、現実は厳しい

〇結論:勝てるけど賠償金は少ない
やはり契約書として書かれているかどうかというのが非常に大きい。もし書かれていなければ、1000万単位で認められる可能性が高い。しかしながらそうでないなら、術費用は全額返済+数十万ぐらいに収まりそうである。

 つまりは、契約書を出されたら、「医者の話しぶりとか、大きな病院とか、大きな広告を打っているとか関係なくちゃんと読め」ということですね。特に自分の人生の大きな分岐点になるようなものへの契約に置いては、持ち帰って良く調べてからというのを当たり前にやるべきだろう

 あなたも気をつけてくださいね。理不尽であろうと「世の中そうなっているんだから仕方ない」という悔しいことはたくさんありますからね。

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